2007年総括・市場の分かれ目
Sweet Home ~エッチなお姉さんは好きですか?~が今年中に終わりそうにないので、今日のうちに2007年をまとめておきます。
2007年上半期のまとめはこちら。
まずは下半期に買ったもの。
2007-07-27
あかね色に染まる坂
続・殺戮のジャンゴ ─地獄の賞金首─
Bullet Butlers
リトルバスターズ!
2007-08-03
永遠のアセリア ~この大地の果てで~ PC版
聖なるかな -The Spirit of Eternity Sword 2-
2007-08-24
Purely ~その狭い青空を見上げて~
2007-09-07
仕舞妻 ~姉妹妻3~
2007-09-28
艶女医 ~2人のエッチな女医とエロエロ研修体験~
催眠術2
Sugar+Spice!
2007-10-26
はっぴぃ☆マーガレット!
はるかぜどりに、とまりぎを。
僕がサダメ 君には翼を。
2007-11-22
世界でいちばんNG(だめ)な恋
赫炎のインガノック -What a beautiful people-
そして明日の世界より――
2007-11-30
明日の君と逢うために
こいびとどうしですることぜんぶ
2007-12-14
Sweet Home ~エッチなお姉さんは好きですか?~
2007-12-21
Dies irae -Also sprach Zarathustra-
以上21作品。
ワースト3。
作り込みが甘かったり、勘違いしているんじゃないのと突っ込みたかったりと粗が目立ちました。
個別にはコメントしません。
そこまでひどい駄作でもなかったので。
要するに、中途半端な作品でした。
ベスト3。
3位
全体的な雰囲気はよかったものの、オチが弱くて残念ながら3位。
丸戸さんらしい「山あり谷ありオチもあり」と3拍子そろった良作。
他人を思い通りに動かすことに暗い快感をおぼえられる怪作。
催眠術2以外は突き抜けた何かがあったというよりも、雰囲気作りのうまさやテキストの面白さという良作を決める要因の範囲内で優れたものがありました。
下半期のまとめはここまで。
ここから2007年全体のまとめ。
最初に私が今年プレイしたソフトの中でベスト5を選ぶことに。
5位
エロシーンにおける卑語連発・ギャグとしか思えない喘ぎ声・そしてそのセリフを忠実に情感たっぷりにしゃべってくれる声優の力演によってインパクトのある抜きゲーとなっていました。
抜きゲーのはずなのに何故か抜けない、でも満足してしまうというある意味抜きゲーとして間違っている作品(笑)
4位
ゲーム内容とは関係ないところでケチがついてしまいましたが、作品だけを見れば十分楽しめます。
日常会話でもヒロインたちのやり取りが生き生きとしており、イベントを全て集めようと何週もしました。
男キャラの出番が少ないのと、ありがちな設定とシナリオが残念なところ。
戯画の丸戸作品に馴染んだ人には物足りなく感じるところもあるかもしれませんが、ネタの範囲の広さ・自由さではこちらの方が上。
そういう意味ではより広く万人向け。
また、ハーレム内での閉鎖空間ではなく、他の男キャラも日常を彩る要素の一つとしてしっかりと組み込まれているのもポイント高し。
ヒロインたちの心を作り変え、時には壊しと暴力的な手段に訴えないでエロシーンへと入っていくその手法とネチっこく描かれたNATORI烏賊さんのテキスト、そして吉野恵子さんのスレンダーかつ肉感的な絵。
超どS向けの作品。
そして全56作品の中から選ばれた栄えある1位は……
1位
クロハネからシロハネへの繋ぎ方が見事でした。
あの覆すことの出来ない過去があるからこそ現在があり、過去と現在は決して断絶したものでもない。
そしてさらに未来へと繋げていく。
群像劇を用いてキャラに深みを持たせたことや愛らしいキャラ造詣のおかげで、壮大で温かみのある作品に仕上がっていました。
シロハネの後半部分が駆け足になってしまったのが残念なところ。
エロゲー全体の総括
去年と同じく不作といわれていた年ですが、そこまでのものとは思いませんでした。
- ユーザーの好みが細分化してきた
- テキストやシナリオ平均化して優劣をつけにくくなった
- CGや音楽のレベルも上がった
この3つが原因でそう思われるようになったのかもしれません。
特に最近では同じ萌えゲーや抜きゲー内でも様々なジャンルが生まれ多様化しています。
よりユーザーの好みに合った製品作りとメーカーの独自性が進んでいった結果、広く万人に受け入れられる作品が作られなくなったとも考えられます。
事実、娘姉妹といったひどく狭い客層にアピールして成功した作品もあります。
マーケティング戦略で言うところの「市場細分化」と「製品差別化」が行われているのでしょうね。
もちろん、似たようなゲームが増えてきたことも事実です。
同時にメーカーのブランドイメージや地力の差が表出した年でもあるかもしれません。
Chuablesoftが修正パッチの配布方法で非難を浴び、lightは未完成品を発売するという愚行を犯しました。
独自性を出そうとした結果ユーザー視点を忘れてしまい、そっぽを向かれるメーカーが去年から増えてきました。
このままユーザーの奪い合いが進むにつれて、こういったメーカーが次々と現れると思います。
何年か後に、今は売れているメーカーが売り上げをだんだんと落とし没落していく、という様子が見られるのではないでしょうか。
現在、エロゲー市場は成熟期。
これから衰退期に入るか、それとも、また成長期が訪れるかはこの2,3年で決まるでしょう。
また、前述したようなメーカーの盛衰もこれから先注目していかなければならない点だと思います。
来年も目が離せない年になりそうです。
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